野菜の旬とはいったいいつなのでしょうか。
それは人間にはわかりません。
もしくは、人間にしかわかりません。
旬の野菜が人気だけれど、チグハグな状況を整理します!
<旬の野菜の育て方>
旬の野菜を育てるときはどうしたらよいでしょうか。
時間があるのでしたら、2週間づつ野菜の種を蒔き続けて生長を見守ってみると、その年の旬がわかります。
けれど、もちろんこんなこと研究者でなければやってられません。
また、同じ場所でも気温や降雨量、風など、野菜の生長に影響する気候は毎年変わります。
そんな状況なのに「旬」という言葉が使われるのはどういったことなのでしょうか。
それは、「旬は日本の文化に根付いた表現」だからです。
花火を見ながらスイカを食べる風習がある地域では、そのときのスイカはまさに旬です。
大阪で育てて大阪で食べる人の旬の時期と、
東京で育てて東京で食べる人の旬の時期は違います。
つまり、その土地に過ごしている人の感覚が旬を決めているので
野菜の旬も住んでいる土地に近い場所で収穫した露地野菜が旬です。
露地野菜とは、ビニールハウスなどで気候を人工的に操作していない
外で育てられている野菜のことです。
<旬の野菜のチグハグ>
今では冬にもトマトを食べることができるようになりました。
昭和生まれの人にとっては、トマトの旬は夏だと思います。冬を旬だと言う人はいないと思います。
同じく、真夏にりっぱな大きい大根を食べることもないと思います。それは大根は日本の夏は苦手だからうまく育つことができないのです。
露地栽培でうまく育たないということは、それは野菜の旬ではないということです。
野菜の旬は、野菜がしっかりと育つ時期と言っても間違っていないと思います。
<もうすでにわかっている植物の旬の情報>
現在の植物の多くは、その栽培方法が明確になってきています。
例えば、小豆でしたら、発芽適温が30℃前後で、5℃から43度までなら生長を続けます。しかし開花温度は20℃から30℃までです。また、地域にもよりますが、生育に3か月以上必要ですので、日本で種を蒔くには遅くとも○月〇日まで、
というように。
旬の野菜を育てたい場合は、あなたのいる土地の温度を知ってください。
いくら著名な人が、「宮崎県で5月頭に播種!」と言っていても、千葉で種を蒔く場合はそうではありません。
正確にその土地の気候(特に温度)を知れば種をまく時期がわかります。
ちなみに土質で種まき時期が大きく変わることはありません。せいぜい水の浸透などの影響を考えても1日2日の差です。大事なのは気温です。
<旬の野菜を育てる前段階!これができたら準備完了>
まずは、育てたい植物の発芽適温と生育適温、生育期間を調べる
つぎに、育てたい場所の気温を中心とした気候を調べる。
最後に、あなたの土地の発芽適温に達する日から、生育期間中に生育適温が続くかを比べて、無事に生育適温が続くのであれば、その植物の旬を味わうことができます!
ぜひお試しください!!