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梅雨が長引いたり、長雨だったり、秋以降は日照不足に悩まされたり、
植物が育つための日光が足りないときどうしたらよいのか。
ささやかながら緊急の対応策があるそうです。
目次
<日照不足でも植物を生長させる方法>
日照不足ということは、植物は光合成ができずに生長できないということになります。
最悪枯れてしまうのでどうにかしたいものです。
光合成不足を解決?する方法の一つに、
光合成で生成されるものを与える、というものがあります。
そんなことができるのか?と思われるかもしれませんが、
できなくもない、というあいまいな表現が正しいと思います。
<光合成の替わりにお酢を散布する>
光合成で生成されるものは、炭水化物(ブドウ糖)という話を以前しました。
化学式で表すと、C6H12O6です。
では炭水化物を施肥すればよい、と考えがちですが、炭水化物を施肥すると、植物が吸収できる形にするために何工程も経なければいけません。
そこで優秀な方々が、炭水化物(C6H12O6)に似た物質を、すぐに吸収できる形で施肥してあげればよい、と考えました。
それが液体の「お酢」です。
お酢の化学式は、C2H4O2です。
正式には酢酸の化学式であって、お酢とは少し違うそうですが、ここでは深入りしないことにします。
炭水化物(C6H12O6)
お酢(C2H4O2)
上の2つの化学式からわかるように、お酢と炭水化物はものすごく似ています。
ということは、お酢を散布すると光合成で生成される炭水化物と似たものが作られることと一緒なので、日照不足の対策になるということだそうです。
<お酢をどこに散布するか>

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お酢を散布すると言いましたが、どこにどう散布するのでしょうか。
それは葉っぱです。葉面散布といわれるもので、植物の葉っぱに直接散布します。
植物の生長のためには、葉っぱでも根っこの張った辺りでもよいのですが、今回は日照不足に対応するための施肥なので、すぐに吸収されて効果が出やすい葉っぱに液体散布します。
散布するということなので、ドバドバかけるわけではありません。できるだけ粒子を小さくできる穴の小さいジョーロなどで散布するのがいいでしょう。
少し手間が増えますが、霧吹きがよいのではないかと思います。
<お酢を散布する時のポイント>
お酢を散布するといいましたが、いくつか注意点があります。
これらの注意点を無視してしまうと植物を枯らしかねないので必ず守ってほしいと思います。
〇お酢は500~1000倍に希釈して散布する
お酢は殺菌作用もあります。ですので濃いお酢を散布してしまうと葉っぱが傷んでしまいます。
ですのでできれば1000倍の水で薄めたものを散布してください。
〇水が蒸発してしまう時間帯は避ける
希釈した(薄めた)お酢を散布するのですが、日照不足とはいえ、晴れ間もでる日があると思います。晴れ間がでるような日は夕方に散布してください。
せっかく1000倍に希釈したお酢だとしても、日中の晴れ間がでたときに散布してしまったら水が蒸発してしまって、結局濃いお酢が葉に残ってしまうことになります。
ですので、水が蒸発するような時間帯は避けて散布してください。
〇純粋なお酢を使用する
お酢といってもいろんな種類があります。市販されている中でお酢以外の物質が入っているものがあります。
それは人間が食べるためのお酢であって、葉面散布用ではないので致し方がないことです。ですので葉面散布用のお酢を選ぶときは純粋なお酢を選んでください。
〇かけすぎない
お酢が光合成産物に似ているとはいえ、光合成産物ではありません。
なのでお酢の散布は緊急時のみにした方がよいと思います。
実験的に散布を続けてみるのはよいのですが、日照不足対策のための散布でしたら最低限の量にとどめておいて、お酢による傷みがでない程度にした方が良いと思います。
人間でいえば、毎日栄養ドリンクを飲み続けるのもよくない、と言ったところでしょうか。
いかがでしたでしょうか。お酢はいろいろな用途がありますが、益にもなり害にもなるものです。
人間の指標(例えば500倍希釈や1000倍希釈)というのは、植物にとって適当ではないこともあります。
最後は植物の表情を見て判断するしかないと思います。
ですので個人的には、最初は1500倍希釈にすることで植物への悪影響を極力下げる方法をオススメします。